パーキンソン病の教科書
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第8章 痩せないための「食事」

体重・薬の効き・腸を守る、エビデンスベースの食事戦略

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こんな方に: 体重が減ってきた方・薬と食事の関係が気になる方
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この章のねらい

パーキンソン病で痩せやすい理由、たんぱく質と薬のタイミング、便秘対策、嚥下が心配な方の食事の工夫まで。
食事はあなたの体を作る一番の「薬」です。
本章では、最新のエビデンスに基づく実践的な食事戦略を網羅します。

8.1 「しっかり食べているはずなのに...」という不安

「最近、ベルトの穴が一つ縮まった気がする」

「家族と同じ量を食べているのに、体重が減っていく」

「便秘が酷くて、お腹が張って食欲がわかない」

「お肉を食べた後、なんだか薬が効きにくい気がする」

リハビリの現場でお話ししていると、運動と同じくらい、こうした「食事・栄養」の悩みをよく耳にします。

「病気のせいだから仕方ない」と諦めてしまっている方も多いのですが、体重減少は放置すると危険 です。

実際、パーキンソン病の方の 約 50〜65% が体重減少を経験するとされ、低栄養状態に陥るリスクがあります。[1]

そして、低栄養は次のような連鎖を引き起こします。

  • 筋肉量が落ちる(サルコペニア)
  • 転倒・骨折のリスク増
  • 免疫力が落ち、感染症にかかりやすい
  • 誤嚥性肺炎のリスク増
  • リハビリの効果が出にくい

これは、生命予後に直結する問題 です。[1]

ここでは、「なぜ痩せるのか」「どう防ぐのか」を、最新のエビデンスに基づいて整理します。


8.2 なぜ、パーキンソン病は痩せやすいのか

理由は大きく 4 つに整理できます。[1][2]

① エネルギー消費が大きい(燃費が悪い)

体が勝手に震えたり(振戦)、筋肉が常にこわばったり(固縮)、ジスキネジアで動いたりしているため、じっとしていても健康な人より多くのエネルギーを消費 しています。

つまり、普通の人と同じ量を食べていても、現状維持できない体 になっています。

② 消化・吸収の力が落ちる(自律神経症状)

自律神経の働きが弱まると、

  • 胃の動きがゆっくりになる(胃排出遅延)[3]
  • 食欲を感じにくくなる
  • 栄養吸収が悪くなる
  • 便秘で腸の流れが悪い

食べたものが胃に長く留まり、お腹が空かない、栄養が腸からスムーズに吸収されない、という状態が起きます。

③ 飲み込みにくさ(嚥下障害)

進行とともに喉の筋肉が動きにくくなり、

  • 硬いもの・パサパサしたものを避ける
  • 食事に時間がかかる → 疲れて残す
  • むせを恐れて水分摂取が減る

この結果、知らず知らずのうちに食事量が減ります。[4]

特に注意すべきは、パーキンソン病の方は嚥下障害の自覚が乏しい(咳反射の低下で「むせない誤嚥」が起きる)ことです。[4][5]

④ 嗅覚・味覚の低下

第 9 章で扱う非運動症状の一つ。

「食べても美味しく感じない」 → 食欲低下 → 食事量減少 という連鎖。


8.3 たんぱく質と薬の関係 — 知らないと損する重要な事実

ここから、この章で最も大切な話 です。

「お肉を食べると、薬の効きが悪くなる気がする」

そう感じたことはありませんか? 実は、これは気のせいではありません。科学的な理由 があります。

L-ドパの吸収メカニズム

L-ドパ(レボドパ)は、小腸の上部 で吸収されます。[6][7]

このとき使われる「入り口」は、大型中性アミノ酸トランスポーター(LAT1 / LNAA トランスポーター) という運び屋。

ところが、たんぱく質を分解してできる 大型中性アミノ酸(LNAAs) — ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、バリンなど — も、まったく同じ「入り口」を奪い合います[6][7]

つまり、

L-ドパとたんぱく質は、小腸で「入り口」の取り合いをするライバル関係 です。

たんぱく質を食べてすぐに L-ドパを飲むと、たんぱく質の方が量が多いので「入り口」を占領してしまい、L-ドパが脳に届きにくくなります。

「植物性なら大丈夫」は誤解

「植物性たんぱく質なら競合が弱い」という説を聞くことがありますが、これは 厳密には不正確 です。[8]

競合の大きさを決めるのは「動物性か植物性か」ではなく 「分岐鎖アミノ酸(ロイシン・イソロイシン・バリン)の量」

牛乳・卵・肉類は分岐鎖アミノ酸が豊富で競合が強い傾向がありますが、大豆・レンズ豆なども相当量の分岐鎖アミノ酸を含みます

実際の管理では、動植物問わず、たんぱく質食品全般を「L-ドパ服用から時間を空ける」 が基本原則です。


8.4 たんぱく質と薬のタイミング戦略

「お肉を食べちゃダメ」ではありません。たんぱく質は筋肉維持に絶対必要 です。

大切なのは タイミング です。[6][8][9]

基本原則

タイミングアクション
L-ドパを飲む 30〜60 分前空腹状態で服用すると吸収が速い
L-ドパを飲んでから 30〜60 分以内たんぱく質を控える(吸収を妨げない)
食後 1〜2 時間L-ドパを飲むのもアリ(医師判断)

戦略パターン

パターン 1: 食前服用(吸収優先)

  • 朝起きたら、まず L-ドパを飲む
  • 30〜60 分後に朝食(たんぱく質含む)
  • メリット: 薬の立ち上がりが早く、しっかり効く
  • デメリット: 空腹で飲むと、人によっては吐き気が出る

パターン 2: 食後服用(初期治療の標準)

  • 食後すぐに L-ドパを飲む
  • たんぱく質が多い食事(肉・卵など)は避け、糖質中心の食事に
  • メリット: 吐き気が出にくい、血中濃度の急上昇を避けてウェアリング・オフを抑える
  • デメリット: 効きの立ち上がりはやや遅い

実は、初期治療では食後服用が標準 です。[9][10] 食後服用の方が L-ドパの立ち上がりが安定しやすく、長期的にウェアリング・オフが起きにくいとされます。

ただし、ウェアリング・オフが目立ってきた中期以降では、食前服用に切り替える ことで、薬の効きを取り戻せることもあります。

パターン 3: たんぱく質再分配食(進行期向け)

ウェアリング・オフが目立ち、日中は薬の効きを最大化したい方への戦略。

  • 朝食・昼食はたんぱく質を控えめに(糖質中心)
  • 夕食でたんぱく質をしっかり(1 日のたんぱく質を夕食に集中)
  • メリット: 日中の薬の効きが安定[6]
  • デメリット: 献立が単調になる、夕食の負担が大きい

このパターンは、必ず主治医・管理栄養士と相談 して開始してください。極端な低たんぱく食はサルコペニアを招きます。

自分のパターンを見つける

「正解」は人によって違います。症状日記 をつけ、

  • 何を食べた後、何分後に薬を飲んだか
  • 薬がどれくらい効いたか
  • 何時にオフ症状が出たか

を記録すると、主治医があなたに合うパターンを提案しやすくなります(第 3 章参照)。


8.5 薬の効きを上げる飲み方の工夫

① 酸性の飲み物と一緒に

胃のpHが下がる(酸性になる)と、L-ドパの可溶性が上がり、吸収が良くなります。[7]

  • レモン水
  • オレンジジュース
  • 100% グレープフルーツジュース(※他の薬との相互作用に注意)
  • ビタミンC のサプリメント(主治医に相談)

「水で飲んでもイマイチ効かない」と感じる方は、酸性飲料と一緒に試してみる価値があります(主治医にも一言)。

② 胃の動きを促す

便秘や胃排出遅延があると、L-ドパが小腸まで届きにくくなります。

  • 食物繊維と水分(後述)
  • 軽い運動(食後の散歩など)
  • 必要なら主治医からモサプリド(ガスモチン)などの胃薬

③ 飲み忘れたとき

  • 思い出した時点で飲む(ただし次の服用が近ければ抜く)
  • 2 回分まとめて飲むのは絶対 NG(過量によりジスキネジア・吐き気)
  • 不安なら主治医・薬剤師に確認

8.6 便秘は「万病の元」であり「薬の敵」

多くの患者さんを悩ませる 便秘。実は、パーキンソン病の方の 8 割以上 が便秘を経験するとされています。[3][11]

これは自律神経症状の代表的なもので、運動症状が出る何年も前から始まる ことが多い前駆症状でもあります。

なぜ便秘が問題か

お腹が苦しいだけではありません。

  • 便が腸に溜まる → L-ドパが腸で吸収されにくくなる
  • 結果として 薬の効きが悪くなる(ウェアリング・オフの原因の一つ)
  • イライラ・食欲低下 → 食事量減少
  • 進行すれば腸閉塞のリスク

つまり、便秘対策はパーキンソン病治療の一部 です。

食事での便秘対策

① 水溶性食物繊維(便を柔らかくする)

食材カテゴリ
海藻類わかめ、もずく、めかぶ、寒天
ネバネバ系オクラ、納豆、長芋、めかぶ
果物キウイ、リンゴ、バナナ、プルーン
野菜アボカド、ごぼう、人参

「ネバネバ・ツルツル」した食材を、毎食 1 品 を目標に。

② 不溶性食物繊維(便のかさを増やす)

  • 全粒穀物(玄米、全粒粉パン)
  • きのこ類
  • 豆類
  • ごぼう、れんこん

ただし、嚥下障害がある方は、繊維がかたいもの(ごぼうなど)は刻んで 食べてください。

③ 水分補給

1 日 1.2〜1.5L を目安に、こまめに。

トイレが近くなるのを気にして水分を控える方が多いですが、水分不足は便を硬くして悪循環 に陥ります。

ただし、

  • 心臓・腎臓に持病のある方は主治医に水分量を確認
  • 起立性低血圧の方は塩分を含む水分(味噌汁・経口補水液)も活用

④ 発酵食品(腸内環境改善)

  • ヨーグルト
  • 味噌
  • 納豆
  • ぬか漬け

近年、腸内細菌叢(マイクロバイオーム) の状態がパーキンソン病の進行や L-ドパの代謝に影響することがわかってきています。[8][12] 発酵食品で腸内環境を整えることは、それ自体が PD ケアの一部かもしれません。

便秘薬は遠慮なく使う

食事だけで改善しないときは、便秘薬を使うことを恥じないでください

  • マグネシウム製剤(酸化マグネシウムなど) — まず試される定番
  • ルビプロストン(アミティーザ)、リナクロチド(リンゼス) — 慢性便秘症治療薬
  • 浣腸 — 短期的な対処として

放置するより、適切な薬で出すほうが、薬の効きにも体調にもプラスです。主治医に相談してください。


8.7 食欲がない方への「分食」のすすめ

「一度にたくさん食べられない」という方は、1 日 3 食にこだわらなくて大丈夫 です。

「分食(ぶんしょく)」 といって、食事を 5〜6 回に分けて 摂る方法があります。[1]

1 日のリズム例(分食パターン)

07:00 朝食(軽め)
10:00 おやつ① — ヨーグルト・プリン・カステラなど
12:00 昼食(主食 + おかず)
15:00 おやつ② — おにぎり・サンドイッチ・果物など
18:30 夕食(しっかり、たんぱく質多め)
21:00 寝る前 — ホットミルク・スープなど(任意)

分食のメリット

  • 一度の胃の負担が軽い → 胃排出遅延がある方に優しい
  • 血糖値の急変動を避けられる
  • たんぱく質の摂取機会が増える(夕食重点でも、他の食事で少しずつ)
  • 食事が「楽しみ」になる

おやつに使える「カロリーが取れる食品」

体重維持を意識する方は、糖質+脂質が摂れる食品を:

  • カステラ、どら焼き
  • アイスクリーム
  • チーズ
  • ナッツ類(誤嚥に注意)
  • バナナ
  • 栄養補助ゼリー(明治メイバランスなど)

「カロリーが取れる食品 = 健康に悪い」とは限りません。痩せていく方には、しっかりエネルギーを取ること自体が治療 です。


8.8 嚥下が心配な方への食事の工夫

嚥下障害のサイン

以下に当てはまる項目があれば、嚥下機能の評価を受けてください。

  • 食事中によくむせる
  • 食後に痰が絡む、咳が出る
  • 食事に 30 分以上 かかるようになった
  • 体重が減ってきた
  • 食事の途中で疲れる
  • 飲み込んだ後も口や喉に食べ物が残る感じ
  • 微熱が続く(誤嚥性肺炎の前兆かも)

特に注意すべきは、「むせない誤嚥(不顕性誤嚥)」 です。[4][5]

パーキンソン病の方は咳反射が落ちているため、気管に入っているのに咳が出ない ことがあります。本人が気づかないうちに肺炎を起こすケースが少なくありません。

食形態の工夫

むせやすい食品(避ける or 工夫が必要)

  • 水・お茶などサラサラの液体 → とろみ剤を使う
  • パサパサ系(食パン、カステラ、ゆで卵の黄身) → 水分を含ませる
  • 小さくて口の中で広がる(豆、ごま、ナッツ) → 避ける or 砕く
  • 大きいまま飲み込みがちなもの(餅、こんにゃく、団子) → 小さく切る

飲み込みやすい食品

  • お粥、雑炊
  • 茶碗蒸し、卵豆腐
  • 煮物(柔らかく煮込んだもの)
  • ヨーグルト、ゼリー
  • ポタージュスープ、シチュー

とろみ剤の活用

水分にとろみをつけると、喉を通過する速度がゆっくりになり、誤嚥しにくくなります。[5]

  • ポタージュ程度(うっすらとろみ): 飲みやすさ重視
  • マヨネーズ程度(中程度): 標準
  • ヨーグルト程度(濃いめ): 重度の嚥下障害

市販のとろみ剤(明治トロメイク、ニュートリーなど)は薬局・通販で入手可能。介護保険の福祉用具対象になることも。

食事姿勢の工夫

姿勢ひとつで、誤嚥リスクは大きく変わります。[5][12]

  • 椅子に深く座り、背筋を伸ばす
  • 顎を軽く引く(顎が上がると誤嚥しやすい)
  • 足は床にしっかりつける
  • 食後 30 分は横にならない(逆流性食道炎・誤嚥予防)

食事中のルール

  • 一口の量は小さく(ティースプーン 1 杯程度)
  • しっかり噛んでから飲み込む
  • 口の中が空っぽになってから次の一口
  • 食事中は会話を控える(話しながらは誤嚥リスク)
  • 疲れたら無理せず休む

言語聴覚士(ST)による評価

嚥下機能の客観的評価には、言語聴覚士 による嚥下評価を受けるのが確実です。

  • 嚥下造影検査(VF): 透視下で実際の飲み込みを観察
  • 嚥下内視鏡検査(VE): 内視鏡で喉を観察
  • 反復唾液嚥下テスト、フードテストなど

主治医に「ST の評価を受けたい」と伝えれば、医療機関を紹介してくれます。

嚥下のリハビリ

  • パタカラ体操 — 「パ・タ・カ・ラ」を繰り返し発声、口腔機能の訓練
  • 舌の運動 — 舌を上下左右に動かす
  • 頸部のストレッチ — 喉の通りをよくする
  • LSVT-LOUD — 声のリハビリ。嚥下にも好影響(第 4 章参照)

8.9 サルコペニア・骨を守る栄養

サルコペニア対策(筋肉量を維持)

加齢 + パーキンソン病 + 体重減少 で、筋肉が落ちやすい状態に。[1]

必要なたんぱく質量

  • 健康な高齢者: 体重 1kg あたり 1.0〜1.2g/日
  • サルコペニアのリスクがある方: 1.2〜1.5g/日(主治医・栄養士と相談)

体重 60kg の方なら、1 日 60〜90g のたんぱく質 が目安。

主なたんぱく質源

食品たんぱく質量(目安)
鶏むね肉 100g約 23g
鮭 1 切れ(80g)約 18g
卵 1 個約 6g
納豆 1 パック約 8g
豆腐 1/2 丁(150g)約 10g
ヨーグルト 1 個(100g)約 4g
牛乳 200ml約 7g

毎食 手のひら 1 枚分のたんぱく質 が目安です。

骨を守る栄養(骨粗鬆症予防)

転倒 + 骨密度低下 = 骨折のリスク。骨折は寝たきりへの最短ルートです。

  • カルシウム: 乳製品、小魚、豆腐、小松菜、ごま
  • ビタミン D: 魚(特に鮭、いわし、さんま)、きのこ、卵黄
  • ビタミン K: 納豆、緑葉野菜
  • 日光浴: 1 日 15 分(腕や顔に陽を当てる)でビタミン D 合成

カルシウムサプリメント、ビタミン D 製剤を主治医が処方することもあります。


8.10 食事は、あなたの体を作る一番の「薬」

栄養について、最後にお伝えしたいことがあります。

「食べる」という行為は、単にエネルギーを補給することではありません。

  • 家族と食卓を囲む時間
  • 好きな味を楽しむ時間
  • 季節の食材を感じる時間
  • 「美味しい」と感じる小さな幸せ

これらは 生きる力そのもの です。

「飲み込みにくいから食事は栄養ドリンクだけでいい」と諦めてしまうのは、もったいない選択です。

工夫次第で、最後まで「美味しく食べる」ことは可能です。

美味しく食べて、元気に動く。

それが、パーキンソン病と長く付き合うための最高の戦略です。


第8章のまとめ

  • パーキンソン病の方の 約 50〜65% が体重減少 を経験 — 放置は命に関わる
  • 痩せる原因は エネルギー消費・吸収低下・嚥下障害・嗅覚低下 の 4 つ
  • L-ドパとたんぱく質は 小腸で「入り口」を奪い合う ライバル関係
  • 「植物性なら大丈夫」は誤解 — 量とタイミングで管理
  • 服薬パターン: 食前(吸収優先)・食後(初期標準)・たんぱく質再分配食(進行期)
  • 酸性飲料(レモン水・オレンジジュース) で薬の吸収を上げる工夫も
  • 便秘は 8 割以上 に出る + 薬の効きを下げる → 食物繊維・水分・発酵食品で対策
  • 食欲がない方は 分食(5-6 回に分ける) が有効
  • 嚥下障害は 「むせない誤嚥」 に要注意 → 言語聴覚士による評価を
  • 食形態・とろみ剤・食事姿勢で誤嚥リスクは大きく下がる
  • たんぱく質は 体重 1kg あたり 1.0〜1.5g/日 を目安に
  • 骨を守る栄養(カルシウム・ビタミン D)も忘れずに
  • 食事は「薬」 — 美味しく食べて、元気に動く

参考文献

[1] van der Marck MA, Dicke HC, Uc EY, et al. Body mass index in Parkinson's disease: a meta-analysis. Parkinsonism & Related Disorders. 2012;18(3):263-267. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22137459/

[2] Kistner A, Lhommée E, Krack P. Mechanisms of body weight fluctuations in Parkinson's disease. Frontiers in Neurology. 2014;5:84. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4060798/

[3] Pfeiffer RF. Gastrointestinal dysfunction in Parkinson's disease. Lancet Neurology. 2003;2(2):107-116. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12849267/

[4] 国立病院機構宇多野病院. パーキンソン病のリハビリテーション(摂食・嚥下障害の項). https://utano.hosp.go.jp/outpatient/other_know_neurology_11.html

[5] Suttrup I, Warnecke T. Dysphagia in Parkinson's disease. Dysphagia. 2016;31(1):24-32. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26590572/

[6] Cereda E, Barichella M, Pedrolli C, Pezzoli G. Low-protein and protein-redistribution diets for Parkinson's disease patients with motor fluctuations: a systematic review. Movement Disorders. 2010;25(13):2021-2034. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20669318/

[7] 福岡県薬剤師会. レボドパの吸収は、食事の影響を受けるか?(質疑応答). https://www.fpa.or.jp/johocenter/yakuji-main/_1635.html

[8] Maini Rekdal V, Bess EN, Bisanz JE, Turnbaugh PJ, Balskus EP. Discovery and inhibition of an interspecies gut bacterial pathway for Levodopa metabolism. Science. 2019;364(6445):eaau6323. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31196984/

[9] 日本神経学会. パーキンソン病診療ガイドライン 2018(食事・栄養の項). https://www.neurology-jp.org/guidelinem/parkinson_2018.html

[10] 北祐会神経内科病院. レボドパの効き目と食事の関係. https://www.hokuyukai.clinic/blog/detail.php?id=351

[11] Knudsen K, Krogh K, Østergaard K, Borghammer P. Constipation in parkinson's disease: subjective symptoms, objective markers, and new perspectives. Movement Disorders. 2017;32(1):94-105. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27873359/

[12] 名古屋大学医学部附属病院 パーキンソン病総合医療センター. パーキンソン病とは(食事・暮らしのヒント). https://www.med.nagoya-u.ac.jp/neurology/pdcenter/pd.html

[13] 神経変性疾患領域の基盤的調査研究班. パーキンソン病の療養の手引き. https://plaza.umin.ac.jp/neuro2/

医療免責

本章の内容は一般的な解説であり、個別の診断や治療方針の代替ではありません。

  • 服薬タイミングや食事制限の変更は、必ず主治医・薬剤師・管理栄養士と相談してください
  • 自己判断でたんぱく質を極端に制限すると、サルコペニア・低栄養を招きます
  • 持病(糖尿病・腎臓病・心疾患など)がある方は、主治医の指示に従ってください
  • 嚥下障害が疑われる場合は、必ず言語聴覚士による評価を受けてください
  • 「むせない誤嚥」があるため、本人の自覚がなくても定期的なチェックを

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